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こんな方に読んでほしい記事です
  • 首がすわる前の赤ちゃんの沐浴に、不安や苦手意識を感じているパパ・ママ
  • ベビーバス選びで迷っていて、実際どれが合うのか知りたい方
  • 「うちだけギャン泣きがひどいのかな」と悩んでいる方

退院日、初めての沐浴が始まった

娘が生まれて4日後、退院して家に来たその日から、僕たち夫婦の沐浴生活が始まりました。

正直に書きます。そもそも新生児を抱っこすること自体が初めてで、片手で首を支えるのがとにかく怖かったです。

使っていたのは、知人からいただいた永和のベビーバス。夫婦で交互に担当し、お互い2日ずつ、合計4日間使いました。この4日間で、僕は「沐浴、向いてないかもしれない」と本気で思うことになります。

当時の僕は育休を取らず働きながらの育児だったので、沐浴は夜の限られた時間での交代制でした。育休が取れなかった経緯は育休0日でも、妻の給付金は諦めなくていい話【出生後休業支援給付金】に詳しく書いています。

ベビーバス、実は種類がこんなにある

うちの体験に入る前に、少しだけベビーバス自体の話をさせてください。

調べてみると、ベビーバスは大きく5つのタイプに分かれるようです。※1

タイプメリットデメリット
エアータイプ軽量・持ち運びやすい、クッション性が高い乾きにくい、経年劣化しやすい
床置き(プラスチック)タイプ安定感があり丈夫、お手入れが簡単持ち運び不便、収納場所を取る
シンクタイプ立ったまま沐浴でき腰の負担が少ないシンクが使用中は他の家事ができない
折りたたみタイプ収納しやすい組み立てを繰り返すと壊れやすい
マットタイプ寝かせて洗うので両手が使いやすい、省スペース寝返りが始まると使いにくい

うちが使っていたのは、永和の「ベビーバス ストッパー付き」という床置き・プラスチックタイプの製品です。

永和 ベビーバス ストッパー付きを見る

ちなみに、雑誌『LDK』が一般モニターと行った実証テストでは、同じ永和ブランドでも別製品の「ムーミン ふんわりコンパクトバス」が総合1位、リッチェル「ふかふかベビーバスプラス」が2位という結果でした。「大きめの浴槽で洗う手が邪魔されない」ことが、高評価の理由だったそうです。※2

ちなみに、動画で紹介されていた体験談によると、衣装ケースで代用している家庭もあるようです。コスパは抜群な一方、水垢が付きやすく毎回拭くのが大変だった、とのことでした。※3

こうしたランキングを見ると、「永和、悪くなさそうじゃないか」と思いますよね。実際、僕もそう思っていました。ただ、このランキングが測っているのは「一般的な洗いやすさ」であって、「首がすわっていない・抱っこ自体に不慣れな初心者パパの心理的ハードル」までは反映されていません。

うちが体験したのは、まさにそこでした。

うちが最初に使ったのは永和——首がすわっていない怖さ

永和のベビーバスに横向きで座らせている様子

※個人特定防止のため、顔はスタンプ加工をしています

永和のベビーバスは、床置き・プラスチックタイプ。商品説明には「赤ちゃんに優しい構造で、慣れないパパやママでもラクラク洗える」と書かれています。

正直、これは僕の実感とは違いました。

首はぐらぐらで、生まれたばかりの娘を前に、ずっと緊張していました。洗うことに集中すると赤ちゃんをうまく支えてあげられなくなり、支えることに気が向くとうまく洗えない。このジレンマに、毎回苦しみました。

永和はお湯を溜めるタイプなので、洗うのに夢中になって娘の顔を水につけてしまったらどうしよう、という心配もつきまといました。片手で支えながら片手で洗うので時間もかかり、綺麗に洗えず、すすぎも不十分になりがちでした。特に夏場だったので、湿疹が出やすく、首のしわなど汚れが溜まりやすい部分を両手でしっかり洗いたいのに、それができないもどかしさがありました。

そして何より辛かったのが、娘のギャン泣きです。

言葉を選びますが、正直に書きます。いじめてる?虐待している?——そんな気持ちになるくらい、娘は泣いて暴れました。「お父さん下手でごめんね」と心の中で謝りながら沐浴していたのを覚えています。

生まれたばかりの赤ちゃんが泣くだけでどうにかしてあげないと、という気持ちになるものですが、沐浴はその中でも今までで一番のギャン泣きでした。これがメンタルにきて、沐浴そのものに苦手意識が芽生えそうになっていました。

リッチェルに変えて、両手が空いた

リッチェルのマットに真上から寝かせている様子

そこで購入したのが、リッチェルのマットタイプ(ひんやりしないおふろマットR)です。あおむけに寝かせて洗うタイプなので、両手が使えるようになりました。

リッチェル ひんやりしないおふろマットRを見る

これが想像以上に大きな変化でした。片手で首のしわを広げて、もう片手で洗う。それだけのことが、永和では絶対にできなかったことでした。

両手が空くことで生まれたのは、洗いやすさだけではありませんでした。親に余裕が生まれたことで、子どもの目を見て話しかけながら洗ってあげられるようになったのです。これが、結果的に子どもの落ち着きにもつながっている気がしています。

ただし、リッチェルに変えた直後も、最初はギャン泣きでした。両手を使う沐浴にも慣れていなかったし、親の余裕のなさが娘にも伝わっていたのだと思います。

沐浴が始まってから2週間くらいで、少しずつ落ち着き始めました。1ヶ月半経った頃には、泣くことの方が少なくなっていました。

ところが、話はここで終わりませんでした。生後2ヶ月くらいから、また激しく泣くようになったのです。しかも今度は、体を反らせるような、首すわり前と同じくらいのギャン泣きでした。

振り返ってみると、思い当たる節があります。顔に水をかけて泡を流す瞬間だけは、当時もまだ泣いていました。それが「嫌な記憶」として積み重なった結果、入り始めた時点からもう身構えて泣くようになったのかもしれません。

「せっかく慣れたと思ったのに、なんで?」と正直戸惑いました。そんなことないと分かっていても、このまま大人になってもお風呂でギャン泣きするんじゃないか、と少し心配になったくらいです(笑)。

それが、3ヶ月になる前日、突然ケロッとした顔でご機嫌に入るようになりました。きっかけらしきものは特に見当たらず、本当に「ある日突然」という感じでした。今では、顔に水をかける瞬間ですら泣かなくなりました(さすがに笑顔は消えますが笑)。

うちで見つけた、沐浴のコツ

ここからは、僕たちが手探りで見つけた工夫を紹介します。

①子どもの目を見て、話しかける

洗うところばかり見ていると子どもが不安になる気がするので、できるだけ目を見て話しかけるようにしています。少しテンション高めに歌を歌ったり、娘の好きなほっぺをツンツンしたり。「おてて洗おうねー」「泡流すよー」と、とにかく話しかけ続けています(笑)。

②給湯温度が不安定なら、バケツ+水温計+計量カップ

折りたたみバケツ・ガーゼ・ボトル類・計量カップなど洗面台の道具一式 ミッフィーの水温計のクローズアップ

うちのマンションは給湯器リモコンがなく、銭湯のようなレバー式で温度が一定しません。そこで、シャワーのお湯を出しっぱなしにして折りたたみバケツに溜め、水温計で温度を確認。取っ手付きの計量カップでお湯をかける、というやり方に落ち着きました。計量カップは注ぎ口や取っ手が使いやすく設計されているので、地味に助かっています。夏場は38度くらいが、娘のご機嫌が良いことが多い温度でした。水温計は西松屋、計量カップは百均で揃えています。

③沐浴→授乳のゴールデンタイム

沐浴後はよく寝てくれるので、18時半に沐浴、19時に授乳・ミルクという流れにしています。このおかげか、授乳後はぐっすり寝てくれることが多いです。

④お腹にかけるガーゼは大きめを

リッチェルはあおむけになるので、お腹が冷えないようガーゼをかけています。小さいガーゼから西松屋の沐浴用の大きいガーゼに変えたところ、あまり泣かなくなりました。

⑤マットの乾燥は、百均マグネットシートで壁掛けに

リッチェルのマット裏面に貼った黒いマグネットシート 浴室の壁にマットを立てかけて乾燥させている様子

マットタイプは床に置いたままだと場所を取ります。うちは裏面に百均のマグネットシートを両面テープで貼り、お風呂の壁にペタッと立てかけて乾燥させています。これだけで床置きの悩みが解決しました。

【気づき】永和を、もう一度使ってみた

この記事を書くにあたって、リッチェルでのギャン泣きが完全に収まった生後3ヶ月を超えたタイミングで、永和のベビーバスをもう一度使ってみました。

結果は、拍子抜けするくらい快適でした。首がすわっていたので、支える必要がなく、両手が自由に使えたのです。お湯を溜められる分、リッチェルよりも洗い上がりがきれいな感覚もありました。

誤解のないように書いておくと、リッチェルが「首すわり後に使いにくくなった」わけではありません。リッチェルは相変わらず両手が使えて安定していました。変わったのは、永和が「大変なもの」から「負担なく使えるもの」に変わったという点です。

つまり、永和が悪かったわけではなかったのです。うちに合わなかったのは、「首すわり前・抱っこ自体に不慣れな初心者パパ」という、ごく限られた条件下でのことでした。

ただ、それでも「今買うならどちらか」と聞かれたら、僕はリッチェルを選びます。理由は洗いやすさではなく、乾燥・収納のしやすさです。永和は床置きタイプなので、乾かす場所に困ります。一方リッチェルは、先ほど紹介したマグネットシートの工夫で壁に貼って乾燥できる。洗う瞬間だけでなく、洗い終わったあとの片付けまで含めた「総合力」で見ると、うちの結論はリッチェルでした。

まとめ——3ヶ月で、景色は変わる

うちの体験をまとめると、こうなります。

項目永和リッチェル
首すわり前片手で支える必要があり大変両手が使えて安定
首すわり後両手が使え、洗い上がりもきれい変わらず両手が使えて安定
総合的な選択乾燥・収納に場所を取る乾燥・収納のしやすさから、うちが選んだのはこちら

もし今、首がすわらない赤ちゃんを前に「沐浴が苦手かもしれない」と感じているなら、それはベビーバスとの相性の問題かもしれません。そして、赤ちゃんの成長とともに、その相性は変わっていきます。

うちも最初はギャン泣きの連続でした。途中でまたギャン泣きが復活した時期もありましたが、それも今ではすっかり過去の話です。同じように悩んでいるパパ・ママの参考になれば嬉しいです。


新生児期の夜間授乳の乗り切り方は、新生児の夜間ミルクはシフト制で解決?2時間→最長7時間眠れた話にまとめています。


※本記事は個人の体験談であり、医療的なアドバイスではありません。沐浴の方法や赤ちゃんの発達には個人差があります。不安がある場合は産婦人科や小児科、助産師にご相談ください。

参考資料