9月は、娘が寝た後の夜に円高と株安のニュースを見て、「一括投資ルールの出番かも」と思いました。結論から言うと、ルールは今月も発動していません。運用は−26.6万円でしたが、積立を続けたので、資産は前月より増えています。
- 評価損益が前月より減って、どう受け止めればいいか迷っている方
- 円高や金利上昇が、積立投資にどう響くのかを知りたい方
- 暴落に備えて現金を持つ人の、実際の数字を見たい方
2026年10月1日の資産──15,485,797円
前号(2026年9月号)と同じく、資産管理アプリ「ハイトン」の集計です。
※画面の+1.52%は、現金を除いた投資部分のみの率です(詳細は後述)。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 資産評価額 | 15,485,797円(約1,549万円) |
| 総取得額 | 15,399,423円 |
| 評価損益 | +86,373円 |
| 3,000万円への達成率 | 約51.6% |
※評価損益=評価額−総取得額です(端数で1円ずれます)。
前号(15,410,804円)からは+74,993円でした。
運用は−26.6万円。それでも資産は増えた
| 項目 | 9/1 | 10/1 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 資産評価額 | 15,410,804円 | 15,485,797円 | +74,993円 |
| 総取得額(積み上げた元手) | 15,058,539円 | 15,399,423円 | +340,884円 |
| 評価損益 | +352,265円 | +86,373円 | −265,892円 |
※端数の関係で、増減の合計は1円ずれます。
運用損益は、先月から−265,892円でした。投資部分に限ると、月初の評価額に対して約−4.7%です(現金を約971万円として概算)。それでも総資産が増えたのは、元手が+340,884円積み上がったからです。今月も、毎月30万円のNISA積立は続けました。
※検算:月初(9/1)評価額15,410,804円−現金概算971万円≒投資部分の評価額約570万円。−265,892円÷約570万円≒−4.7%。
運用がマイナスなのに、資産は増えたの?
うん。元手の積み上げが+34万円で、運用のマイナスが−26.6万円。差し引きでプラスになったんだ。
マイナスの理由──円高と金利上昇
9月は、円高と米国の金利上昇が重なりました。
- 円高:ドル円は、9月初めの約160円から、一時154円台まで、約6円の円高になりました※1
- 米国の金利:9月30日には、米10年債利回りが一時5.30%と、19年ぶりの高水準をつけました※2
- オルカン:9月は約−2.9%でした※3
オルカンや米国株は外貨建てなので、円高になると、円換算の評価額が下がります。僕の投資部分は約−4.7%で、オルカンより大きく下がりました。ただ、円高のほかに個別株の動きも混ざっているため、内訳までは切り分けられていません。ニュースを見て、「これは下がるよな」と納得はしました。
円高って、持ってるものが減るの?
外国の株は、円で評価し直すと目減りして見えるんだ。ドルでの価値が同じでも、円換算だと減って見えるんだよ。
「ルールの出番かも」と思った夜
9月、娘が寝た後の夜に、円高や株安のニュースを見ました。「直近高値から−10%で動く」と決めていたのに、「これは出番かも」と思ってしまいました。
僕の一括投資ルールは、オルカンの基準価額が直近高値から−10%、−15%、−20%、−25%になった段階で、各150万円を投入するものです(165万円は最後まで温存します)。
そこで、感情で動く前に、直近高値からの下落率を調べました。
| 日付 | オルカンの基準価額 | 直近高値(8/14)比 |
|---|---|---|
| 8/14(高値) | 39,019円 | – |
| 9/16(9月の安値) | 37,058円 | 約−5.0% |
| 9/30 | 37,791円 | 約−3.1% |
| 発動ライン(−10%) | 約35,117円 | – |
※「直近高値」は、新しい最高値をつけるたびに更新する形で見ています。今回は、8月14日の39,019円が基準です。
最悪でも約−5.0%で、第1段階の−10%にはほど遠く、ルールは未発動です。ルールは変えず、淡々と処理します。 数字を調べると、「出番かも」という気持ちが落ち着いたのが、自分でも面白いところでした。
ただ、気になっているものはあります
米国の高配当ETF(SPYD・VYM・HDV)も下がっていて、金利が上がる局面なので、日本株でも不動産関連の高配当株(少し保有している銘柄もあります)など、利回りが上がった銘柄が気になっています。
不動産関連に興味を持ったきっかけは、リベラルアーツ大学の両学長の動画(2026年8月)です※5。東証33業種の年初来の成績(8月末時点)で、不動産業が最下位(−6.3%)だと紹介されていて、理由は金利の上昇だと説明されていました。高配当株投資の本質は「逆張り」だ、という話もありました。金利が上昇している今の局面で、不動産関連の株に興味があります。
利回りは「配当÷株価」なので、株価が下がれば、配当が変わらなくても上がります。ただ、「利回りが上がった」は「買い時」とは限りません。下がった理由(業績なのか、金利なのか)を確認してからだと思っています。
もう1つ参考にしているのは、節約オタクふゆこさんのブログの考え方です。円換算で最高値から−5%以下になったら、一気に買わず、タイミングを分散して購入を検討し始めるというものです※4。ふゆこさんは、買う前にポートフォリオ全体の利回りも確認すると書いています。
ドル建ての株価で確認すると、10月5日前後の時点で、最高値からSPYDが約−11%、VYMとHDVが約−6%でした※6。ふゆこさんの目安の−5%(円換算)は、ドル建てでは3本とも超えています。
僕は今はウォッチしているだけで、買う予定は未定です。判断は、感情ではなく数字で行いたいので、確認用の計算表を自分で作ることも考えています。
※個別の銘柄を勧めるものではありません。
評価損益率は「基準」をそろえて比べる
評価損益率には、現金込みと投資部分のみの2通りの基準があります。3号分をそろえると、こうなります。
| 基準 | 8/1 | 9/1 | 10/1 |
|---|---|---|---|
| 現金込み(総取得額で割る) | 約+1.1% | +2.34% | 約+0.56% |
| 投資部分のみ(現金を除く) | +3.09% | 約+6.6% | +1.52% |
※この表は、金額から自分で計算した値です。
※10/1の投資部分は、総取得額15,399,423円から現金(9,730,028円)を引いた約567万円を分母に概算しています(86,373円÷約567万円≒+1.52%)。現金込みは86,373円÷15,399,423円≒+0.56%です。
※9月号で、基準の違う率を並べて比較してしまい、訂正しています(訂正の経緯は9月号へ)。
基準をそろえると、9月は大きく伸びて、10月は伸び悩んだというのが、実際の流れです。
資産の内訳──現金比率63%
| 資産 | 構成比 | 概算額 |
|---|---|---|
| 現金・預金 | 63% | 約973万円 |
| 投資信託(オルカン・全世界株式) | 15% | 約233万円 |
| その他(個別株・暗号資産など) | 22% | 約342万円 |
※現金はハイトンの実額(9,730,028円)、オルカンとその他は構成比からの概算です。
現金比率は、9月号と同じ63%でした。生活防衛資金の200万円を除いた待機資金は約773万円で、一括投資ルールの計画(765万円)の範囲です。
現金が多いことには、もったいなさと安心感の、どちらも感じています。今回のように下落局面で、ルールの条件に届かなくても動じずにいられるのは、現金があるからだとも思います。
まとめ
| 項目 | 09号(9/1) | 10号(10/1) |
|---|---|---|
| 資産評価額 | 15,410,804円 | 15,485,797円 |
| 評価損益 | +352,265円 | +86,373円 |
| 総取得額 | 15,058,539円 | 15,399,423円 |
| 現金比率 | 63% | 63% |
| 一括投資ルール | 未実行 | 未実行 |
| 月次NISA積立 | 継続中 | 継続中 |
運用はマイナスでも、元手を積み上げた分だけ、資産は増えました。もし評価損益が前月より減っていたら、まず確認してほしいのは2つです。元手(積立)が積み上がっているか。そして、率の基準が前回と同じか。 基準が違うと、増えたのに減ったように見えることがあります。
← 前号:【資産公開2026年9月】30代パパの資産1,541万円、一括投資より月次積立
※本記事の資産の数字は、資産管理アプリ「ハイトン」の集計画面にもとづく実録です(2026年10月1日時点の評価額)。
※投資は元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身でお願いします。
参考資料
- ※1 一善ホールディングス「ドル円急落はなぜ?|2026年9月の円高の理由」https://ichizenholdings.co.jp/media/news/usdjpy-plunge-2026-09/
- ※2 OANDA証券「S&P500の振り返りと見通し(2026年10月1日)」https://www.oanda.jp/lab-education/market_news/2026_10_01_us500/
- ※3 マネックス証券「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」基準価額 https://fund.monex.co.jp/detail-outside/0331418A?type=list
- ※4 節約オタクふゆこ「SPYD/VYM/HDVの買い時」https://www.fuyuko190.com/entry/data_endate
- ※5 両学長 リベラルアーツ大学「【2026年8月】学長が今月から高配当株投資を始めるなら コロナ禍で買った株利回り25%に?業種別ベスト5・ワースト3」(YouTube)https://www.youtube.com/watch?v=0kpd3hwX8pE
- ※6 各ETFの公式・データサイトの終値と52週高値から、下落率を自分で計算(ドル建て。52週高値は日中値を含むため、終値ベースでは多少小さくなる場合があります)
- Vanguard「VYM」https://advisors.vanguard.com/investments/products/vym/vanguard-high-dividend-yield-etf
- iShares「HDV」https://www.ishares.com/us/products/239563/ishares-high-dividend-etf
- State Street「SPYD」https://www.ssga.com/us/en/intermediary/etfs/state-street-spdr-portfolio-sp-500-high-dividend-etf-spyd
- 52週高値の参照:StockAnalysis https://stockanalysis.com/etf/hdv/ 、https://stockanalysis.com/etf/spyd/